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花嫁準備マニュアル
> 6ヶ月前 結納金、結納品を準備する
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結納金とは、結納の際に新郎家から新婦家へ贈られる金銭です。
目安としては新郎の月収の2~3ヶ月分とされていますが、特に決まりがないので、
金額にとらわれず気持ちを込めて贈るようにしましょう。
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結納金の平均金額
結納金とは、結納の際に新郎家から新婦家へ贈られる金銭です。「御帯料」「小袖料」「帯地料」などと呼ばれます。
目安としては新郎の月収の2~3ヶ月分とされます。
一般に100万円、70万円、50万円など端数のない、きりのよい金額で、奇数を好む傾向もあります。
また、結納金をおさめないケースも全体の30%を占めます。
結納金は特に決まりがないため、人それぞれです。金額にとらわれず気持ちを込め贈るようにしましょう。
~ 男性より ~
◎結納品:1万~20万円
◎結納金:50万~100万円
◎婚約記念品:30万~50万円
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~ 女性より ~
◎結納返し:10万~20万円
◎婚約記念品:10万~15万円
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結納品の種類
結納品は、いろんな意味が込められている縁起物で、地域によって用いられる物も多種多様です。一般的に結納品は正式には9品目ですが、略式の場合、7品目・5品目・3品目と奇数にします。
二つに別れないという縁起かつぎの意味があります。
大まかに関東と関西で以下のように内容が異なります。
◆関東
目録(もくろく) | :結納品の品名や数量を記載したものです。関東では目録を一品と数えます。 |
長熨斗(ながのし) | :「のしあわび」という干しあわびのことで「長寿」の願いが込められています。 |
金包包(きんぽうづつみ) | :結納金・結納返しをいれます。結納金は男性側は「御帯料」、女性側は「御袴料」とします。 |
勝男武士(かつおぶし) | :鰹節。武家社会でめでたいものとされていて、男性の力強さをイメージしています。 |
寿留女(するめ) | :スルメ。日持ちすることから末永く幸せを願う意味です。 |
子生婦(こんぶ) | :昆布。子宝に恵まれますようにと子孫繁栄を表します。 |
友白髪(ともしらが) | :白い麻糸。「夫婦仲良く、共に白髪になるまで長生きできますように」との願いが込められています。
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末広(すえひろ) | :白い扇。末広がりの繁栄を願う意味が込められています。 |
家内喜多留(やなぎだる) | :柳の木でできた酒樽。家庭円満をイメージ しています。 |
◆関西
長熨斗(ながのし) | :鶴飾り。関東の「長熨斗」と同じです。 |
寿恵広(すえひろ) | : 亀飾り。関東の「末広」と同じです。 |
小袖料(こそでりょう) | :結納金を入れます(京都では「帯地料」、神戸では「宝金」という)。 |
結美和(ゆびわ) | :婚約指輪。 |
高砂人形(たかさごにんぎょう) | :尉(じょう・老翁)と姥(うば・老婆)の人形。年老いるまで・仲睦まじくという意味です。 |
寿留女(するめ) | :関東と同じ意味です。 |
子生婦(こんぶ) | :関東と同じ意味です。 |
松魚料(まつうおりょう) | :梅飾り。関東の「勝男武士」と同じです。 |
柳樽料(やなぎだるりょう) | :竹飾り。関東の「家内喜多留」と同じです。 |
結納返し
結納金に対して、感謝の意を添えてお返しする品のことです。
「返し」という言葉が婚礼にはふさわしくないため、お引出結納、諸白料などといいます。
結納返しの金額は関東では『半返し』が一般的とされていますが、最近は品物で返すというケースも増えてきています。また「結納返しはしていない」というケースもあります。地域によっていろいろな基準、しきたりがあるので両家できちんと話し合いをして決める事が重要です。
結納返しの時期については、「結納の時」「結納後」「お嫁入り道具持参時」があります。一番多いのが”結納の時”です。
同時交換と言う方法で結納の日に一度に済ませる事が可能です。
また、頂いた結納を見てそれに応じてお返しができるのが「結納後」です。相手に失礼がない方法としてあげられます。
「お嫁入り道具持参時」は忙しい中で一緒に済ませてしまおうという事でもあるようです。時間のない方にはこの方法もあります。