仲人とは結婚する二人の仲立ちをして、縁談から結婚式、披露宴まで、両家の間を取りもってまとめる儀式の立会人の事を言います。
お見合いのときは「世話人」、結納では「使者」、挙式・披露宴では「媒酌人」と役目ごとに呼び名が異なる場合があります。
しかし最近の主流は恋愛結婚がほとんどです。婚約から結婚まで、本人たちが主導で行うことがほとんどです。昔のように縁談の紹介から全てを仲人が取り持つことはほとんどありません。
現在は結納からスタートし挙式・披露宴の媒酌も担当する「媒酌から担う仲人」や挙式・披露宴だけについて世話をする「式当日だけの媒酌人」というケースがよくみられます。

媒酌人とは結婚式当日に挙式、披露宴の立会いをしてくれる人のことをいいます。「頼まれ仲人」とも言います。

仲人を頼む場合はそれぞれの両親も交えてよく相談しながら決めましょう。
一般的に会社の上司夫妻や恩師夫妻が多いようです。また、日頃からお世話になっているご夫婦など、関わりが深く、円満な人柄のご夫婦にお願いをします。

結婚が決まったら、なるべく早く依頼の心づもりを伝えて内諾を得ておくと安心です。
まずは手紙や電話で、依頼の気持ちを伝えます。後日改めて二人揃って自宅を訪問し、お願いします。

仲人、媒酌人をお願いした場合は謝礼をしましょう。
結納のときからの仲人なのか、挙式当日だけの仲人なのかによっても違ってきます。

謝礼は結納金の10％又は5万～10万円くらいを結納終了後に渡します。
この時、祝い膳を省略する場合には「酒肴料(しゅこうりょう）」として1万～2万円も用意します。
また、お礼とは別に「御車代」として交通費の実費以上の金額を用意します。

謝礼は10万～20万円くらいを披露宴後に渡します。
また、お礼とは別に「御車代」として交通費の実費以上の金額を用意します。

謝礼は15万～30万円くらいを披露宴後2～3日中にまとめて渡します。
また、お礼とは別に「御車代」として交通費の実費以上の金額を用意します。

体裁は紅白か金銀の結び切りの水引を用意し、表書きは「御礼」と書きます。
真心を伝えるため「片木盆」などの小道具を準備しておきましょう。